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静月・優那の日常

TW4の静月・優那の設定、小説(背後特製)などをぼちぼち投稿する予定。拍手の絵とか描けたらいいな・・・

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ドーム状の真っ黒な部屋で中央にひとつの椅子とそこにスポットライトのような光が射している空間に同じ顔、されど目つきや纏う雰囲気がちがう2人の青年がいた。
一卵性の双子のように似ている。
様子を見るに目つきの悪い方ー勇那が機嫌が悪くそれを普通そうな方ー優那が宥めてるといったようだ。
「勇那はなんでそんなに機嫌が悪いの?オレに大切な人ができたのがそんなに嫌?会うのがそんなに嫌なの?」
優那が何を言っても勇那は背を向けたまま話を聞こうともしない。
「あ、もしかして勇那泣いてる?泣き顔見せたくないからこっち向いてくれないの?」
「っちげーよ!」
振り向いた勇那の目元はわずかに赤くなっていた。
「やっぱり泣いてたんだね」
「泣いてねぇよ!バカ優那!」
「よしよしかわいい」
よしよしと優しく言い笑顔で勇那の頭をなでる。
小さい頃から勇那は撫でられるのが好きでそれを一番大切なオレにしてもらうのが大好きで、大好きなことをすると勇那は素直になってくれる。
オレはその時とてつもない満足感に満たされ、同時にひとつに不安ーもし他の誰かに勇那を素直にさせることができる日が来たら?オレ以外見たことない顔を他の誰かに見せたら?-に駆られた。
「・・・優那はオレだけのモノだよな?あいつはオレより大切じゃねぇよな?」
視点が回る、背中に鈍い痛みを感じてオレは勇那に押し倒されたことに気づく。
「え・・・?」
首にはいつでも絞められるように勇那の手が添えてあって、ここー意識の世界ーで殺されたらオレという人格は死んでしまう。
「答えてくれよ、優那」
正直答えに迷った。
オレはあの人のこと好きだし大切に思ってる。
勇那と同じぐらいに、下手をすれば一時の感情で勇那すら霞んでしまうぐらい。
「・・・なぁ、はやく」
わずかに首に添えられてある勇那の手に力がはいる。
やばいと思った同時に口が自然と動き出す。
「オレは勇那が一番大切だよ」
たぶんオレは笑顔だったのだろう
「だからさ、鞭もつから、かわりに椅子に座って?]
ここでは椅子はどちらかのゆうなが座ることによりどちらが体を使うのか決めるものだ。
椅子に座れば意識世界から現実世界にもどる。
最近ではここで勇那と話しながら現実でも別の話をすることができるようになった。
「分かった」
オレは椅子から離れ、勇那が椅子に座った。

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